今日は雨上がりのグランドながら、部員といっしょに野球ができた。テニスボールでロングティーをやって、一心にボールをたくさん拾って自分たちが一球でも多く打つ。高校のときにやっていたスタイルを生徒に話すとすぐ乗ってきて、それでやっていた。こういう時間も3年生の担任をやっていると、なかなかとれない。指導につけない、席を外すことが多く、どうしても任せきりの練習になる。
先日、僕のもうひとつのグループでちょっと話題になった「つけないとき、どうするか」ということが、特に3年生の担任になると常につきまとう。免罪符的に週末に練習試合をやって、あれこれ言う。実は大切なのは毎日の練習なのに、プレミア感のある練習である練習試合で生徒をうんぬんしようとする。なんとおこがましいことか。
少しでもグランドへ。部活動のことを投稿しようと思ったとき、指導につけていないことをどうやって隠そうかと「エエカッコ」しようとしたけど、実際はべったりついて指導できることが少ないのでウソを言うのをやめた。それは僕の日常ではない。
3年生の担任になったら、殊更こういう要件でつけそうにない、と丁寧に話している。任せきりのときに練習がうまくいっていなくても、それは生徒のせいではない。顧問がうまくやりくりして生徒についてやればいい。つけない理由を仕事のせいにしない。こんな高尚な理論もあるだろうけど、担任をもった生徒が相談にきたりイレギュラーで懇談をすることになったりと、一生懸命向き合っての結果であれば、僕はもうここにいちいちストレスを感じないでいようと思っている。
これから進路指導が本格化する。関われる時間を丁寧に。ダメなときもそれを呑み込んで。いいときだけいい顔するのじゃなくて、うまくいかないときに上機嫌でいていっしょにやり方やあり方を考える。3年生担任のときの極意だと僕は思っている。