2016年4月30日土曜日

気になることは言う

日々の活動のなかで、決めごとがいい加減になってくることがあります。そのうちレギュラーも固定的になり、日々の活動が反映されにくくなってきます。換言すれば、日々の活動がどんな様子であっても試合で「起用せざるを得ない」状況が続くということです。これに慢心、過信がチームを覆うと、なんとも言えない閉塞感のなかでゲームが進行していきます。
近頃、ウチのチームでもこのような状況があり、生徒ととの関わりを変えていっています。中心選手がプロ野球選手みたいに凡打で歩くように走ったり、ジャッジメントを素直に受け入れられなかったり、固定的な選手起用は動きが惰性になりがち。ここを絶対放置してはならんと思い、指導に聖域を作らず接しています。
相手に失礼な態度や、生意気な振る舞いは部活動としては絶対させてはならないことです。学校の教育活動のなかでやっている以上は、こちらの指示・指導を聞き入れないという状況は許せません。パワーはいりますが、中心選手ときちんと向き合うのが顧問の大切な役目。特に3年生には「もうわかってくれてるやろ」とこっちが勝手に生徒を信用して、はみ出す振る舞いに目をつむることがあります。勝手に生徒を信用、というより、指導することを遠慮する心理です。1年生や生真面目な生徒には何を言っても大丈夫、という安心からあれこれ言うけど、ええ加減をやっている生徒に注意しない。見方によれば、生徒との衝突を避けている。そんなことがあります。そして、そんな姿は生徒がよく見ているのです。
ここまで読まれて「自分には無関係」という方がおられたら、僕はすごいなあと思います。油断すると楽なほうに流れるのは生徒だけではないのです。気になることは言う。すぐに、その場で。「前から言おうと思ってたんやけどな!」の指導は生徒にとっては迷惑な話。その都度、良いほうに良いほうに向けてやりたいものです。
野球部の教科書の第3版にはこのあたりのことを加筆しようと思っています。

2016年4月20日水曜日

部活動編成

更新が滞っております。このごろ、まったく部活動がうまくいっていません。とても苦しい状況です。今日は久しぶりに更新します。

今日は部活動編成でした。新入部員は5人。新しいメンバーでまたスタートです。全市的に野球部員が減っており、名門校でも2、3人というのも珍しくなくなりました。

先にも書きましたが、ここのところ野球部の活動がうまくいっていません。とても苦しい日々です。しんどいのは生徒も同じ。

思うに、全方向に良い顔をしてやっていくのは無理なこと。だったら自分のルール、基準で判断していったらええか、と思うようになりました。波が立つのを恐れては進歩がありません。昨日、自分のタイムラインに書き込んだ「どの学校にもドラマがある」というような話。僕は強いとか弱いとか関係ないと思っています。顧問が真剣に向き合ってやっているかが最低条件。独りよがりが心配だとか思わず、やりきっていくのがやっぱり大切なのでは、と思います。ドラマを作る、作ってやるのが仕事。本気が出せる集団、空気、伝統に憧れながら、また頑張っていきます。寛容と迎合のあいだで、割り切ることをとりあえず選択して進んでいきます。

2016年4月2日土曜日

合同練習

今日は住吉区の学校と合同練習。仲良くさせてもらっている学校です。今日は試合ではなく、練習をしてほしいとお願いしました。ウチはグランドが狭小なので外での練習は本当にありがたい。ボール回しやノック、実戦形式など、普段できない環境で良い刺激になりました。
最近「ひたむきさ」に非常に関心があります。なんというか、ひたむきに取り組めるというのは一つの才能だと思います。野球は上手でも熱心じゃなかったり、集中しきれていなかったりと、この「ひたむきさ」を習得させることが部活動指導の一番の仕事じゃないかと思うくらいです。
近頃、僕が物分りが良すぎるのか、話がうまく通じていないと感じることがよくあります。トップダウンで強いればある程度は思うようになると思うのですが、ここ数年このやり方と僕自身がうまくいっておらず、模索が続きます。統率のとれたチームは指示系統が非常に優秀で、ここの課題が僕の一番の課題だと感じています。もっと頑固にいってみようと、今年度は考えています。結果が出ていないならやり方を変えるのは当たり前です。
夏まで練習試合をいま組んでいる途中です。外に相手を求める以上、ぜいたくは言えないうえに、まったく自分がコントロールできない部分です。おかげさまで、昨年度はクラスに恵まれ、いろいろあったけど楽しい1年間を過ごすことができました。一方で、野球は悩みばかり。まったくと言っていいほどうまくいっていません。生徒も苦しいと思います。結果につなげていけるよう、指導者がもっと勉強しないとと思う新年度です。

高校版 修学旅行に行ってきた

二泊三日の修学旅行を終えた。よかった。誰も損をしない行事になった。 ちょっと昔、修学旅行委員長に推した生徒がいた。引っ込み思案、でも、力がある。彼はやりたそうだったので、僕が推した。八面六臂、気配りや決断力があった。その彼をレクレーション大会のあと、みんなでサプライズで感謝の言葉...