2018年3月31日土曜日

「監督再開」


今日で合同チームは完全に解散。お別れゲームをやった。
久しぶりに上町中学校のユニフォームを着た。来られたお母さんに「珍しいですね」と言われたり、あるお父さんには「そういや去年の夏以来じゃないですか」と言われたり。監督業も久しぶりで、いつもつけてる手帳とかメンバー表とかも忘れてきた。リハビリ。
監督をやるとスイッチが入る。アツくなる人の気持ちをまた再確認。教えていないことで叱るな。見事に生徒の日常が出るので、つくづくおもしろいなあと思って見ていた。
一度来てもらえるとリピーターになる。これが部活動の中毒性なのかもしれない。
「カバン閉めようや」「早よ着替えよう」「荷物並べてー」こんな声を聞くとホッとする。明日で3年生になる子たち。1年生を迎える前に、見られている自分たちを意識させる声かけを最近はしている。ヒドゥンカリキュラムがいかに抜群の教育効果があるのか、話すとわかるようだ。
監督再開。相変わらず会いたい人になかなか会えず、行きたいところにも行けないけど、野球がどんどん好きになってきている生徒たちの様子を見ると、僕も野球が好きで関われることを、本当に幸せなことだと思う。

「春休みの練習」

投内連携のあと、バッテイング、あとは個人練習だった。
イメージとしては30分ずつのパッケージングで練習をデザイン。生徒にもそれを下ろした。
練習時間は3時間。生徒もこれくらいで十分という内容だった。
長い時間は誰のため? この練習は何のため?
長いことやっているからうまくなる、という上達論には与せず。ここからもっともっと良くしていく。それこそ、改革なのかなと思う。

2018年3月12日月曜日

「この試合おもしろいな」

今日は大会までの最終戦。二つ目は所用で最後までいられず辞した。それでもこの試合は見ていておもしろかった。
一つ目、手が届きそうで届かない。そんな展開で生徒も必死だった。結局スコアは3-5。見どころは多かったが、課題がはっきりとわかるゲームだった。監督をお願いしているペアの先生が「大会前はうまくいかないほうがいい」「そこで課題を見つけて一週間で修正していけばいい」そんなアドバイスをしていた。彼は前任校で強豪校を率いて大会でも屈指の好チームを作ってきた監督。声かけが非常におもしろく勉強になる。にわかに受け容れられないような、厳しい声もある。でも愛がある。僕は完全に任せていて、選手起用など相談してもらえるものの、基本的に監督先生の意向に沿っている。
「この試合めちゃおもろいな」とつぶやく生徒がいた。追いかける展開で劣勢の場面でもそういう声が出た。だからといって全部が全部、前向きに声を出し続けられたのかといえばそうではない。でも、ミスを飲み込み、それを乗り越えていこうとする姿を見た。
「おもしろい」というのは理想。これで勝てたらもっといい。明日は本来なら自主練習で自由参加の日だが、卒業式前で練習ができない日があるので「練習やりたいです」と申し出てきた。まだまだだらしないところもあるけど、おもしろいと思ってやれている活動だとすれば、こちらにもやりがいはあるなあと思った。誰のための活動なのか。生徒の手にそれがあるのか。グランドに怒声はいらんなあとつくづく感じた。

2018年3月10日土曜日

「野球肘セミナーを通して」

今日はダイナミックスポーツの柳田育久先生にお越しいただき、野球肘セミナー。専門的なお話しをわかりやすく解説いただき、とても勉強になった。
「ケガ」と「故障」の違いの話をお聴きし、日常的に使っているワードなのにあまり真剣に色分けしたことがなかったなと感じた。
ジュニア期から手術が必要なくらいの故障って、どう考えても大人の責任じゃないのかと思う。柳田先生が途中でおっしゃった、大会と並行してのクリニックのあり方も大きな問題提起だった。
やり方じゃなくて、あり方。大人の考え方の柔軟性こそ、野球界に最も必要なものだと痛切に感じる。勝ちたいから痛いという子に投げさせる。少しくらいなら。アマチュアの「自称プロの指導者」ほど困ったものはない。自戒するのにふさわしい内容だった。置き去りにされているものが多すぎる。
本体はそのあとバッテイング練習。いつも一緒にやっている学校の子たちが今日はウチに来て練習。オール上町流で。良い刺激なっていたらいいなと思う。



高校版 修学旅行に行ってきた

二泊三日の修学旅行を終えた。よかった。誰も損をしない行事になった。 ちょっと昔、修学旅行委員長に推した生徒がいた。引っ込み思案、でも、力がある。彼はやりたそうだったので、僕が推した。八面六臂、気配りや決断力があった。その彼をレクレーション大会のあと、みんなでサプライズで感謝の言葉...