2017年7月22日土曜日

「合同チーム結成」

今日は午後から合同チーム結成式と合同練習だった。午前は夏の大会の二次抽選会。大阪360校ほどの参加校から勝ち残った64校。ここからはごまかしがきかない真剣勝負が続く。ウチは今年は縁がなく外から傍観。いいトシして別に勝たせるわけでもなく、役職があるでもなく、ただその時間を過ぎ去るのを待つのみ。ここはもうあれこれ言わない。
昼から生徒の自己紹介、顧問の自己紹介を経て、新チームの結成をみた。ウチは5人、向こうは7人。それでも今日はウチも向こうも一人欠席。近畿、全国を目指して汗を流すチームもあれば、今日のウチみたいに地べたを這うようなチームもある。お互いに補完できるようなメンバー編成になったので、これはこれでおもしろいな、と感じた。ドラマはそれぞれの学校のサイズに存在している。
「このコーヒーを楽しみにして頑張りましょ」と、ペアの先生が用意してくれた缶コーヒーがあった。猛暑の中の練習だったので、こういうちょっとした楽しみを用意してくれる気遣いに感謝した。昔からよく知っている先生の学校なので、お互い変な気遣いもない。適切な声かけをしてくれるので、生徒たちも満足して帰路についた。
よそよそしかった2校の生徒も、終わり頃には自然と会話を交わすようになっていた。いい練習だった。
このチームでは監督はペアの先生にお願いした。こういう立場はかなり久しぶりで、ここでもしっかり勉強したいと思っている。会いたい人がたくさんいる。どこまで実現できるだろうか。
今日は節目。新しい刺激の始まりとなった。

2017年7月18日火曜日

「2年ぶりの野球部の教科書」


今日から新チーム。最近配ることをためらっていた、野球部の教科書を生徒に配った。今回はファイルに閉じさせた。第4版。食い入るように読んでいた。こういう自分の指導の根幹に関わるようなことを置き去りにしてきたから、ここ数年しんどかったのかも、と思った。起きる現象にあとから「これでいい」と帳尻を合わせるようなことが続いていた。新チームは5人。リセットして、仕切り直すのにはちょうどいいと思って決めた。今日はこれの授業をしてからミーティング。2時間近くやっていた。そこから練習。終わると5時を回っていた。
グランドの外で、野球部の人数の少なさを見ていろんな部の生徒たちが気にしていた。こんな少ない人数で何をやるのか、という周りから見たら奇異な集団でいい。やっている本人たちが意味をわかってやっていれば、すべてはプラスだと思う。そういう活動にしていきたい。しばらくは練習はじめに授業をしてから実技の練習に入る。

今日も懇談だったので僕はほとんどつけなかったけど、こういうチームの黎明期に丁寧に言葉を積み重ねていきたいと思う。
朝は野球をめぐっておもしろくない気持ちでいたけど、教科書を配って吹っ切れた。言葉を大切にするチーム、意味に重きをおけるチームにしていきたい。応援してやりたい5人の初日だった。

2017年7月17日月曜日

「二回戦とその後」


昨日、3年生が引退した。あっけない幕切れだった。負けるときはこんなものかもしれない。
初回の失点があとまで響き、そのまま敗退。4試合目で開始が15時30分。海に近いグランドだったので、引退していく生徒に話をしているときは夕焼けが水面に映えていた。
今日は三回戦のお手伝い。本隊はオフだったけど、僕は運営に携わった。いっこうにうまくならない審判業務のあと、アドバイスをいただいた。そもそものところがまずなっていない。反省しきり。
三回戦が終わるとベスト64。これをひとつの目標にして戦っていく。「中学生らしい」という言葉が僕は好きではないけど、こういう大切な試合はその「らしさ」が絶対必要。ワンマンの、仲間の力を信用しないような、そんな生徒が中心だと絶対にこの先はない。
それと、自信。追い込まれたときに「無」になれるのは圧倒的蓄積か、ビギナーズラックしかない。弱気という邪念はパフォーマンスを阻害する。うまくいかないものだ。
大人の世界でもあるけど、理不尽でしか得られないものがあるという変な信仰心をどうにかしたいと思う。中学校の野球にはそんなもの必要ないと強く信じたい。
明日からまた学校。あと少しの1学期。次のチームは「中学生らしさ」をモットーに、地道にチームを作っていきたい。次は部員5人。合同チーム。新しい知見を得られると思うと、それも楽しみだ。
〈結果〉
H29.7.15
夏二回戦 ✕誠風 1−3 ●

2017年7月9日日曜日

「一回戦」

今日は大阪の南の方へ。夏は普段ゆかリのないところへ赴くので、これはこれでおもしろい。南海電車に揺られた。海も近いところの球場だった、
4試合目ということで直前の3試合目に義務審判。下手だけど審判もおもしろく、最後の夏を緊張感もってジャッジメントする。今日は雨が心配だったけど、思いの外、もった。
相手校は好投手。これは点がなかなか入らいないだろうなと思った。生徒もそういう印象。我慢比べだった。運良くヒットとミスで点を重ね、それをキープして逃げ切った。
試合途中、雷の音が。昨今、雷は即時中断。再試合も覚悟したけど、なんとかできた。聞けば、大阪のあちらこちらで豪雨と雷鳴で中止が相次いだらしい。5回を終わってリードしていたので、このまま…と思ったものの、そうはうまくいかない。相手は好打者揃いなのでしぶとい。終わるまで気が抜けないゲームだった。
ゲーム後のミーティング。夏の勝利はすなわち引退していくチームの思いも背負って、次のゲームを迎える。これをしっかり認識して二回戦を迎えようと話した。勝って応援してもらえるチームに。それが理想。
今日みたいに遠出すると大阪市の先生がいると安心する。よくゲームを組んでもらう先生もいた。惜しくもその学校は負けてしまったみたいだけど、きっとまた良いチームづくりをしてくと思う。勝ち負けももちろん大切だけど、生徒に対してあったかい声かけができる先生は応援したくなる。ウチはこうしてるよ、という話をした。ほんのちょっとだけ夏の回数が多いので、参考になれば。
明日はいつも通り、朝清掃と自主練。休んでもいい。大会だからといって特別なことをするのではなく、大会中だからこそいつも通り。それ以上でもそれ以下でもなく。生徒に違和感をもたせながら夏を過ごすのはリスキーだ。こういうときこそ、いつもどおり。一番勝ちたいのは生徒。そういう気持ちをリードしていくのが僕らの仕事なのだと思う。来週ゲームができる喜びを噛み締めて、明日からも頑張ります。
(ランニングスコア写真に撮ろうと思って忘れました)
〈結果〉
夏一回戦 ✕富田林二 2−0 ◯

2017年7月2日日曜日

「大会前ラスト練習試合」


今日は東大阪の学校とゲーム。ちょっと古いご縁で、わざわざご連絡いただいて実現した。中学校の部活動は強い弱いじゃなくて、ひとえに「縁」の有る無し。グランドがないウチとしてはとてもありがたいこと。
ゲーム前、今シーズン初のセミの鳴き声。夏が来た。ゲームは一つ目は公式戦を意識した締まったゲーム。二つ目はラストゲームということで生徒にメンバーを組ませた。これが良くなかったのか、相手がいるにも関わらず緩んだ気持ちが見え隠れして、序盤に大量失点。なかなか立ち直れず、自分たちのミスに矢印を向けられない精神的な弱さが露見。ウチの課題がモロに出たラストゲームだった。
いよいよ来週
が本番。地域によってはもう引退を迎えている学校もある。少しでも長い夏になりますように。楽しみな日々が始まる。
〈結果〉
H29.6.18(テスト前の分) ✕玉出
① 2−4  ✕
② 1−16 ✕
H29.7.2 ✕高井田
① 7−2  ◯
② 4−10 ✕

高校版 修学旅行に行ってきた

二泊三日の修学旅行を終えた。よかった。誰も損をしない行事になった。 ちょっと昔、修学旅行委員長に推した生徒がいた。引っ込み思案、でも、力がある。彼はやりたそうだったので、僕が推した。八面六臂、気配りや決断力があった。その彼をレクレーション大会のあと、みんなでサプライズで感謝の言葉...