大阪で勝ち抜くのは本当に難しい。この夏、3年生が府でベスト64に残り、頂までは遠いものの僕らの業界でいう「一区切り」に入れたことで、いろいろな方にねぎらいの言葉をいただいた。引退していった子たちもやりきった感じで夏を終えた。
新チーム。今年はじっくり基礎からやり直し。本当にあれやこれやを言い過ぎるくらいに言って、積み上げている。思えば、この2週間は中心選手を叱っている。3年生のチームから出ている子たちは自信をもって新チームで活動してくれたらいいが、ややもすればそれが過信となって作用する。僕はこれが大嫌いなので、徹底的に芽を摘んでこの時期のあるべき姿に近づけていた。
ここ数年、良くも悪くも生徒に委任しすぎて、僕らは「おともする」くらいの立ち位置にいた。でもこれは度が過ぎるとやっぱり中学生の限界に直面するので、今年はかなり強烈に縦糸を張っている。あかんことはあかん。これを言い続けて2週間。練習試合も例年に比べたらここまでかなり少ない。それでいいと思っている。
ゲームをすると、基礎をすっ飛ばして応用に移りたくなるが、ここは我慢のしどころ。まだ土台があやふやなので、あくまでゲームは練習の必要性、必然性を感じさせる機会にしている。
2週間も経てば、そろそろこのチームの文化が見えてくる。人数が少ないので操縦しやすいかというと、そうでもない。課題は散見している。
このチームの一番のテーマは「野球部としての誇りをもつ」ということ。伝統がなければ作ればいい。良い伝統は努力がなければ受け継がれない。まだまだやることは多い。
視野を広げて、今年はいろんな地域のチームをゲームをして力をつけてやりたいと考えている。ひと休みしながら、来年の夏にむけてじっくりチームを育てていきます。
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