今年は4回戦敗退でした。
今日、3年生の最後の試合があって、終わって数時間。前任校のときは僕の他にたくさん野球が専門の先生がいて、監督をさせてもらっていたという印象だった。時間を経て、今の学校は本当にいろんなことを考えてチーム作りをしてきた。うまくいかないことばかり。でも、今回少しだけ勝ち進むことができて、自分の中になかった言葉がたくさん浮かんできた。生徒を育てるという視点のあれこれ。試合、特に夏の公式戦が僕の考えるピラミッドの頂点にあることが再認識できた。
いつもは「ああ、また1からやり直しか」と徒労感があったけど、今年はそれが全然ない。積み上げていきたいことがはっきりとしている。だから勝てるのか、というとちょっとそれは言い切れないけど、生徒にとって大切なものをこう積ませていきたいというのが明確にある。しかもたくさん。紙切れ一枚を重ねていく、それを厭わない指導を次のチームではしっかりしていきたい。真面目に頑張る子たちが憂き目に合わない共通認識をはっきりさせて、一生懸命仲間を応援できるチームに育てる。
夏の一勝はそれこそ一生の思い出。一試合ごとにドラマがある。僕は何回も経験できるけど、あの子たちには一生に一回。腹の底から声を出して、緊張と興奮の連続で、勝ち進むことの教育効果。結果は負けたけど、これがその子の何になるのかということに無自覚な顧問の手柄作りの部活動指導ではならない。笑顔の引退は自分のなかでとても勉強になった。また頑張るか。
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