2018年3月12日月曜日

「この試合おもしろいな」

今日は大会までの最終戦。二つ目は所用で最後までいられず辞した。それでもこの試合は見ていておもしろかった。
一つ目、手が届きそうで届かない。そんな展開で生徒も必死だった。結局スコアは3-5。見どころは多かったが、課題がはっきりとわかるゲームだった。監督をお願いしているペアの先生が「大会前はうまくいかないほうがいい」「そこで課題を見つけて一週間で修正していけばいい」そんなアドバイスをしていた。彼は前任校で強豪校を率いて大会でも屈指の好チームを作ってきた監督。声かけが非常におもしろく勉強になる。にわかに受け容れられないような、厳しい声もある。でも愛がある。僕は完全に任せていて、選手起用など相談してもらえるものの、基本的に監督先生の意向に沿っている。
「この試合めちゃおもろいな」とつぶやく生徒がいた。追いかける展開で劣勢の場面でもそういう声が出た。だからといって全部が全部、前向きに声を出し続けられたのかといえばそうではない。でも、ミスを飲み込み、それを乗り越えていこうとする姿を見た。
「おもしろい」というのは理想。これで勝てたらもっといい。明日は本来なら自主練習で自由参加の日だが、卒業式前で練習ができない日があるので「練習やりたいです」と申し出てきた。まだまだだらしないところもあるけど、おもしろいと思ってやれている活動だとすれば、こちらにもやりがいはあるなあと思った。誰のための活動なのか。生徒の手にそれがあるのか。グランドに怒声はいらんなあとつくづく感じた。

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