2016年1月21日木曜日

生徒に聴く

昨日、トレーニングのときに思ったような活動ができず、反省点が残りました。ちょっと様子が気になっていた、2年生たちです。ミーティングのときに不十分だった「なぜそういうことになったのか」ということについて、今日どうやって反省してきているかな、と野球ノートを読みました。結果、こちらが思ったより深いところまで考えられていないようだったので、2年生はミーティング。1年生だけでグランド練習ということにしました。
今日は大きな会議だったので、話し合いの筋を伝えて2年生に場をあずけてきました。1時間半。まだ終らない様子だったので、ミーティングの場に様子を見に行くと、いろいろ考えたことが渡してあったペーパーに書いてありました。目標を見失いがちなこの時期に、注意をする存在である顧問が不在がちで、自浄作用が弱まっていたようです。もう一度気持ちを奮い立たせるべく、こちらの考えていることも話しました。同じテーブルに座り、議事録を見ながらチェックします。字を見れば誰が書いたかわかるので、「◯◯が書いてくれたんやな」というと驚いた様子。国語科の教員でもあるし、毎日君たちの字を見ているわけですから当然。字で誰かわかる、というのがヒドゥン・カリキュラムで「これはウソをつけない」と感じたようです。
話し合いで出た内容はいたってシンプル。でもこれを吐露させ、言いたいことを言い合う場を持たせることに意義を感じての今日の活動です。キャプテンが考えていることがおおよそ察しがついていたので、改めてそれも確認。野球が好きで集まっているのに、チームのために、勝つために活動をするということがぼやけていたようです。今日は僕も生徒もお互いにとってデトックスできた時間だったように思います。
明日は1年生のミーティングをするつもりです。同じ組織にいて違うことを考えているようでは困る。2年生の良くない部分だけに目がいって、先輩後輩の関係がおかしくなるのは本意ではありません。ゲームが始まってくる来週を目前にし、しっかり今の自分たちを省みさせたいと思います。
制服を着た部活動。ボールが動いている時間をいかに有意義にしていくか。ゆっくり彼らは良いチームになり、力をつけていくのだろうと今日話していて思いました。困ったときは生徒に聴く。指導者側から見えない部分は聴くしかない。良い意味でのフラットな関係がこれからの信頼関係には必要だと思います。フラットというか、指導者が生徒に対して誠意のある対応をするということです。

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