今日はお隣のH中学校に早朝からお邪魔しました。実はM区のM中学校との練習試合をダブルブッキングしており、非常事態だったのですが、無理をお願いして3つでやることになりました。どこもインフルエンザや指導のあれやこれやで試合ができる状態でなかったとのこと。中学野球あるあるです。ともかく、2校とベストメンバーで臨む「変則ダブル」で練習試合をしました。写真はそのH中。大阪市のど真ん中にある学校なので、見事なビルの谷間にあります。こういうオフィス街に住む子もいるということです。近くのある学校の生徒はマンション暮らしの生徒のみ。そんな環境だと「野球部」という存在が貴重になってきます。
H中は大阪市の学校が有志で参加している「WBC」(ウィンター・ベースボール・カップ)の今年の覇者。確かに強い。ムードもいいチームです。エース君が故障で様子を見ながらだったのでウチとの対戦はかないませんでした。引き分け。M中は秋のブロック大会で決勝トーナメントがけで負けたチーム。こことの対戦は雪辱を果たしました。
審判部の先生がアンパイアをしてくれたので、練習試合レベルでは流されてしまうようなプレーが俎上にあがります。今日はウチが守りのときにタッグアッププレーがありました。キャッチャーがランナーの走路を妨害したということで「オブストラクション」を宣告され、本塁上でのアウトのプレーが一転、ホームインが認められました。これは勉強になりました。僕も塁審をしたときに、H中のエース君のボークをとりました。制止不十分。こういうプレーは流さず、宣告する。審判としての視野もこうしていくことで広くなると、偉い先生に教わりました。
さて本題。このシーズンで生徒に言っていることはピッチャーについてのこと。「不調を『調子が悪い』といった雑な分析にとどめるな」ということ。調子が悪いなら悪いなりにゲームメイクをするのが先発投手の役目。これを「調子が悪いので」と中身に迫ろうとしない分析で思考停止していてはうまくなりません。技術的なレベルで何が良くなかったか、ということに必ず目を向けなさいと言っています。ヒザの開きが早い、肩が外を向いていた、踏み込み位置がいつもと違っていた、など、不調の原因を必ず考えさせるようにしています。修正のポイントをわかったうえで練習に活かすためです。ダルビッシュがいつかどこかで「エースは悪いなりに試合を作る」ということを言っていました。まさしくそれ。先発投手が適当な「感想」だけで自分の結果を捉えていてはならんわけです。
一日おいて、明後日もゲーム。夕方に子どもをつれて公園に行きました。体は疲れていたけど、これくらいしてやらないと今日は父親の仕事をしていません。その日のベストを尽くすのは何事においても同じです。
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