2016年3月13日日曜日

居る子でやればいい

僕の野球の恩師はよく「野球は9人いたらできる」と話していました。4番が、エースが、主力が、と、聖域を作ることによって特権意識ができてくるのだと思います。中学生ながら、9人いれば大丈夫だということがよくわかっていました。僕の恩師は誰でも叱るし平等。何のストレスもなかったのはこういう指導方針があったからだと、成長するにつれてわかっていきました。
今日は港区のK中と午後からゲーム。体調不良などでお互いメンバーがギリギリの練習試合。ベストメンバーとは程遠い布陣です。僕もよく子どもたちに話すことで「その日のベストでゲームをしよう」という言葉があります。「ああ、あいつがいてたらここのポジションは堅いのに」「あいつがおらんからクリーンナップどうしよう」とか、こういうのは中学校の野球では杞憂だと思います。今日いる子たちで頑張ればいいのです。「家の用事」というマジックワードがあります。これを言われると顧問としては「そうか、わかった」しか言いようがありません。追及してもお互い心地の良いものではない。もうそれは仕方がないこととして受け入れるしかないのです。
今日は鮮やかに逆転勝ち。12人でツギハギだらけのメンバーで3点差を一気に4点とって逆転しました。こういう経験もとても大切。いつも競り負けしてたけど、競り勝つ経験は今まであまりありません。みんな嬉しそうでした。(4番が3打数3安打。あっぱれでした)
そのあとは2試合目をキャンセルし、バッティング練習。マシンで実打させてもらう貴重な練習でした。ちなみに僕も打たせてもらって、いくつかいい打球がありました。腰のキレが悪かったので、プレーヤーとしては練習が必要です。お腹の肉はおかげさまであまりないので、反応できるようなトレーニングが必要です(何の話や 笑)
明日はオフ。ミーティングもしません。野球部の活動から離れるデトックスの日。平日の休みはあまり休まらないのですが、精神衛生上、効果が大きいと思っています。「先生、明日はフリーでもやったらだめですか?」と帰路で2年生が。「ええよ、やりたかったら。無理しなや」と生徒に言いました。ちょっとずつ勝ちたい気持ち、俺らやれるんちゃうん??という機運が高まっているようです。心配なのは体調不良者のこと。来週の土曜日は本番なので今考えられるベストで臨みたいものです。みんな頑張ろうぜ。

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