2016年3月12日土曜日

自分たちで立ち上がれ

今日は東淀川区の中学校で連戦。H中と平野区の強豪、S中とのダブルでした。どちらも強豪校。試合前から僕の頭のなかではあれやこれやとシミュレーションしていました。
1つめ、H中。守りのミスで失点し自滅。惜しいゲームでした。2つめ、S中。3点先制するものの、じりじり詰め寄られて競り負け。悔しい負けでした。
今日もやっぱり気になったのは味方のミスに対する姿勢。自分たちの仲間のミスを糾弾するようなムードになります。僕はこれが大嫌い。こっちも腹が立っているよ、そりゃ。グランドレベルのプレーヤーが評論家になってどないするねん。常にその場その場のベストでやるしかないはず。味方に意見するなら練習でやりなさい。君が4打数4安打4本塁打、ノーエラー、完全試合を毎回できる人間なら別だが。そんな人おらん。なのに、なぜ味方で「撃ち合い」するのか。感情的になっても何もいいことなどない。
僕に「機嫌をとってもらっている間は絶対勝てない」と試合後に話しました。自分たちで立ち上がれよ。試合をあきらめないのは監督だけじゃあかんのです。2年生が、キャプテンが、レギュラーが、ゲームに出ている者が、それぞれ自分のできることを全うするしかない。1回練習をやってできるようなら野球をやっている人は全員プロ野球選手です。自分たちで立ち上がる「練習」を、練習試合の悔しいミスの場面でやるしかないのです。ここで僕がわめきちらしたり、どやしつけても逆効果。いまある戦力、その日の調子でやるしかない。試合序盤は新鮮な気持ちだけど、ミスが続いてやる気の「鮮度」が落ちてくると、一生懸命することをやめてしまいます。味方のミスに対する攻撃で得るカタルシスは組織のガン。これがわかったときにやっと勝っていけるのだと思います。自分のミスに謙虚になり、猛反省し、練習に活かす。試合中に修正できることなどたかだか知れている。モチベーションで勝ちゲームを勝ちきれないのは力がない証拠です。今日はダメだと思うプレーは徹底的に指摘しました。甘いこと言ってたら勝てません。
「負けたら監督の責任」という言葉もありますが、責任の所在を聖域を作らず明らかにし、生徒に還元して頑張らせるのが監督の仕事だと思います。明日もゲーム。いい試合になればいいな、とか言っている間はダメ。勝てる試合は全部勝つ。負けそうな展開に押し負けず競り勝つのは、自分たちならできる、勝てると思って良いイメージでゲームを進めるしかないと思います。

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