2016年6月5日日曜日

春季大会雑感(スタンドの様子を中心に)

昨日は一日かけて準決勝と決勝。良い試合が続きました。僕が球場の当番にあたっていたので、野球部も見学に。
この「見学」というのが難しくて、どうしても観戦している様子が気になります。一年生は球場に驚いていたようで「ここで試合してみたいなあ」と。この気持ちを大切にしてほしいと思いました。上級生たちは残念ながら集中力が続かない。お昼を境に解散にしました。
僕が球場当番だから見学ということにしましたが、そもそも「何のために」観戦をさせたのか。アンテナの感度が低いところにレベルの高い発信はどこまで受信できるのか。結局観戦の態度に注文がつき、お小言を繰り返す。自分のチームでありながら、なかなかうまくいかないもんやな、と一人で思っていました。僕は一日中野球を見ていられますが、今の中学生でそういう子はどれくらいいるものでしょうか。大会見学というフレーム自体が正しかったのかを考えなおすべきかなと思いました。生徒を一喝して静まらせ、我慢させて観戦させる。こうなったらこっちにも責任があると僕は思います。2試合、じっと見ていられる集団にできていないのは反省です。
スタンドにもいくつかの学校が見学に来ていました。学校の様子は実に様々。いやいや来ているような子が多い学校は残念ながら先生がしんどそうでした。球場のお仕事を担当してくれる学校もあります。前任校で、ある時期に球場の担当を任せてもらえるようになりました。当然、我慢して観戦できないような集団では仕事どころではないので、任せてもらえたときはちょっとした喜びでした。(球場近くの学校に会場のお手伝いをしてもらうのはよくあることです)
うまくいかなさの原因は実は違うところで感じてはいます。しかし、ここには書きません。僕らの仕事の多くは、しかも悩みの多くは書けないことがほとんどです。スタンドの様子から、昨日もいろんなことを考えていました。

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