今日は会議。キャプテンにメニューを渡しておいた。僕がグランドに出た頃にはもう外は真っ暗。グランドの入れ替えがあり、小さな面で何やらコーンの用意をしていた。僕が決めたメニューができなかったのかもしれないと思い、生徒に聞くと、もうすでに終わったとのこと。プラスアルファで、走るメニューをやっておくようにと言ってあったのを受けて。30メートルを計って、ダッシュをするみたいだった。
先に走るメニューをやったあとなので、ダラダラと走るかと思いきや、ラインまでしっかり走っていた。僕が居ても、だらだらとするときはやってしまう子たち。でも今日はキャプテンが走る前に声の出し方や、走り方を自分たちで決めてやっていた。
横でエースの子が先のメニューをまだ終えてなかったようで、長い距離を走っている。休憩もそこそこに、こっちに入ってきた。細かいことを言い出すと「みんなが終わってから」「休憩をしっかりとってから」などあれこれと注文をつけたくなるところもある。でもこれで十分。自分たちで考えて、その枠の中できちんとやりきっていたので僕はメニューが終わったあとに整備を手伝った。暗い中、残ったのは7人。塾などの用でどんどん抜けていく。その中で一番つまらないはずの走るメニューをやっていた。(「走るメニューは楽しいんです!大きな声をみんなで出して助け合って!」とかいう意見もあるのはわかっています。単に僕がそれに与しないだけです)
最後までいた子だけがうまくなる、鍛えられていくやり方は確かに一考の余地はある。それにめげず取り組む子たちに場と環境をどうやって与えてやればいいかずっと考えていた。
横で「がんばれよ!」「最後まで!」と声をかけるだけ。7人の走り込みを横で見ているだけの日。こんな日もある。