2017年3月20日月曜日

「2回戦、そのあと」

連休の初日、延長サヨナラで負けた。なかなか切り換えができなくて、時間がかかった。残りの2日間はオフに。すぐに練習を始めたほうがいいという人もいれば、しっかり充電という人も。僕は休みたかったのでオフにした。責任を感じたけど、残りのチャンスを活かすことに時間をかけていこうと、やっと思えるようになった。
相手は自分の中学時代の恩師。なかなか勝てない。公式戦であたるのは2回め。勝つことが恩師孝行だと思ったのに、僕の未熟さが出た。試合後に真剣に勝負の分かれ目について会話をした。たぶんこうやって話してもらうのは初めてだったかもしれない。
今日、大学時代の友人が監督をする西宮南高校にお邪魔した。相手は東海大仰星高校。僕が初めて教師として勤めた学校。ご縁あって、二つの学校がゲームをするということでうかがった。
西宮南高校のベンチ裏にこそっといた。監督の彼がどんな声かけをするか。それを見てほしいと言われ、おもしろく拝見した。彼の声のかけ方が浸透しているように見える。誰もネガティブなことを言わない。打ち損じても、打たれても、ミスが有っても「OK!」。もう結果が出ているのでどうこうできない。できないのに、さっきはこうだったとか拘泥して目の前の現象についていけない。僕もよくあるし、中学生のゲームでもよくある。
高校生だから監督の彼の姿勢が腑に落ちたときに徹底して実践できるようにみえるけど、僕は中学生にはない難しさがあると考える。きっとかなりの時間と現象の積み重ねがあるのだと思う。
ベンチで監督がずっと動いている。おもしろい声をかけている。相手は強豪校。でも自分たちのやるべきことをやっている。やるべきことというか、やれることをやろうとしている。それが結局やるべきことになっていくのだろうと見えた。うらやましいムードだった。
仰星の監督さんにも声をかける。もともとは僕と同じ業界の先生。ちょっとだけこっちの側のベンチの裏にも居たけど、いろいろと違った。そうかー、と気づいたことがあった。収穫だった。
明日の朝、生徒を集めている。ちょっと話したいことができたのでレジュメを作った。僕は生徒に「何を考えているか」ということをあまり話していなかったように思う。ちょっとの時間だけど、クラスと同じで、理解してくれる生徒を一人でも増やしたい。そうやな、と思っている子に自信を持って振る舞えるようにしたい。僕は、自分が考えていることを理解してもらうためには人数分の回数話さないといけないと思っている。それでもかなうかわからない。技

術の巧拙で、試合の結果で生徒の人間関係やチームのムードが変わっていくのは悲しい。だからそこは監督である、顧問の先生の仕事なのだと思う。強い学校でもウチみたいに負けたところがある。顧問の仕事は険しく、実にたのしい。ここから。
(結果)
H29.3.18 春季総体 2回戦
対 八阪 1−2(延長サヨナラ) ✕

0 件のコメント:

コメントを投稿

高校版 修学旅行に行ってきた

二泊三日の修学旅行を終えた。よかった。誰も損をしない行事になった。 ちょっと昔、修学旅行委員長に推した生徒がいた。引っ込み思案、でも、力がある。彼はやりたそうだったので、僕が推した。八面六臂、気配りや決断力があった。その彼をレクレーション大会のあと、みんなでサプライズで感謝の言葉...