今日は3ブロックの合同練習会だった。3Bはこういう形の練習会は今までなくて、やっと実現にいたった。昨日は4Bの練習会で、その講師として参加。4Bはもう決まった形があり、こちらが声が出てしまいそうなほどの完成度。連帯感を高めるためにいろんなしかけがあった。
さて、ウチの練習会もまずは講話。大阪府の夏の大会でベスト4まで勝ち進んだ大正西中の顧問の先生から「やりきることの大切さ」を話してもらう。目立った選手がいない中での快進撃は、チーム全体で目立った存在になっていった印象だった。K先生の話は昨日聞いていたこともあり、こういう日常の延長線上にある話はいいなと思って聴いていた。
ノック、紅白戦と一連のプログラムを終えて、ブロック委員として最後にまとめの話をさせてもらった。練習会の実施要項にも謳った「選手である前に生徒である」ということを再確認しよう、という話。好天なのにボールがピッチャーがワンバウンドボールを投げたらすぐにボールチェンジを要求。こちらにほとんど目もくれず、ボールを差し出す。プロ野球でよく見る光景。「ふざけるな」ということ。ボールをこねて返球すればいいし、仮にチェンジをしてほしいときは「変えてください」と言うべきで。君たちは選手である前に生徒。「させてもらっている」という意識なしで、日常の活動はない。
これは指導者もしかり。生徒を選手として見すぎて、恫喝にも近い声をかけたり、理不尽な練習をさせる。教室ではそんなことをしてないはずで。おこがましくも、大人もこういう認識を強くもっていきましょうと、終わりの打ち合わせで話した。ややこしい時代になり、制度のどうのこうのでガンジガラメになっている現状だからこそ、生徒を指導する一教師として誠実に向き合うのが大切なのだと思う。仲間意識(ややもすると特権意識なのかもしれない)を強く持ちすぎて排他的な世界にしてはいけない。いい練習会になって良かった。
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