2017年8月1日火曜日

「5人との夏」


合同チームになって数日。おもしろくて悔しい毎日を過ごしている。数が少ないから染み付いている慣習を見直そうと、いろいろと口うるさく言っている。今日も練習試合。今日も敗戦。いまのところ3戦3敗。前途は厳しい。でも、一から積み上げる楽しさを実感している。久しぶりの感覚。新チームはこうでないといけない。
明日も練習試合。僕は補充学習があるので、途中参加の予定。うまくいくことといかないこと。必死にいろいろ言っていながら、無理や無茶を通そうとしていないか、やはり気になる。厳しい声は何のために。強いチームと今のチームを「いたずらに」比較して生徒の成長を阻んでいないか。野球のせいで埋もれてしまっている「生徒が本来果たすべき生徒としての一人前」をちゃんと目指させているのか。日常のあり方を指導していく延長線上に野球がある。ここを忘れてはいけない。
合同チームは僕は裏方にいる。もっと下がってもいいとさえ思う。言いたいことを生徒のサイズに換言したり、あえてストレートにぶつけたり。新チームの指導は苦しいけど楽しいことが多い。
内田良さんの「ブラック部活動」を読み始める。気になったので後ろから読んでいる。後半の座談会のくだり。結局、勝敗の枠で部活動というものを捉えているところをみると、違和感を禁じ得ない。甲子園が始まる。ドラマ仕立ての報道にどれほどの人が歓喜するか。吉井さんの本は何かとヒントが多かった。僕は自分が考えているやり方、考え方を大切にしつつ、いろんな人を会って生徒に還元していきたいと思う。横文字に飛びつくのではなく、目の前の子に。迎合じゃない、寛容でもない。ひたすら真摯に向き合うのをこのチームでは力を入れていきたい。
(結果に関してですが、今年はウチだけの結果ではないので詳細はアップしません。言いたいことは書けないこと。学校に関わる人なら誰でもわかる、当たり前のリテラシーで今年のチームを見守ってください)

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