2015年12月13日日曜日

「理想の指導〜高校野球見学〜」

今日は3年生をつれて高校に。練習の見学に行ってきました。

これが素晴らしかった。
グランドに入ってすぐ、監督さんが足もとの小さなゴミを拾っておられました。
普段から自分が考えていることがまさしくここの場で展開され、高校野球でこういうスタイルで指導されていることに感銘を受けました。
以下、気づきのメモです。
1 押さえつける指導では育たない
2 いい声を聴こえるように届けよう
3 自分で考えられる選手
4 わかりやすく言え
5 選手のエラーにいちいち反応しない
6 僕らがやっているのは「部活動」
  強いところは違うかもしれないが
  その気がない子をその気にさせる指導
7 僕なら中学生にはずっとゲームをさせる
8 野球をおもしろいと思わせないといけない
9 指摘は選手、誉めるのは先生
10 「声が出てないよ」ではなく「黙る人が増えたよ」
話していくうちに技術的なことではなく、指導論に。
監督の先生がノックをすると選手がずっと声を出してます。
「声がないぞ!」ではないんですね。
「黙る人が増えたよ」という声かけに感動しました。
こういう関わり方を普段からされているのでしょう。
違うコーチがノックをするとまた様子が違う。
歴然としていました。
このグループのメンバーでもある兵庫の谷中さんが
少年野球の現場からたびたび発信されている
「トップダウン」の指導。ときには怒声も。
誰のための野球か、ということを
もっと僕ら指導者は考えないといけない。
中学校でもいまだにこんな指導をしているから
自分で考えるどころか、
「何か言われるんちゃうか」と評価を気にする生徒が増える。
僕らの目の前では「叱られるから」ちゃんとしようとする。
大きな声で返事をしているから浸透しているというのは大きな間違い。
「自主練を個人練習というように言い換えるようにしたんです」
この言葉も大きな出会いでした。
枠内にある「自主練」という時間は「自主」ではない。
個人練習のときにコーチに技術指導してもらう様子は
とても見ていて良い光景だそうです。そうでしょうね。
ただ、指導をお願いできる関係作りを普段からしていないと
いくら店を開いてもお客は来ません。これも指導者の自覚。
これはご縁の話ですが、
ここでウチの子がお世話になることになれば
もっともっといろいろお話できるチャンスが出てきそうです。
帰り際、野球部の教科書をお送りする約束をしました。
読んでいただいて、またご指導いただけたらと思います。
僕のタイムラインで「アクティブラーニング」の話題が出ました。
実際に動く生徒が「何のために」ということをわかったうえでの
それでないと意味がないと改めて思いました。
手段が目的になってはならん。
そこに流れている考え方が大切なのです。
今日は勉強になりました。

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