2015年11月1日日曜日

再開の言葉と「出藍の誉れ」

以前ブログをやっていましたが、どっちつかずだったのでこちらは野球に特化しました。facebookと同じ投稿です。以降、ご愛顧よろしくお願いします。

「出藍の誉れ」

文化祭が完全に終了。今日、展示発表の見学が終わりました。文化部の晴れの舞台、みんなの頑張りを存分に感じることができました。
昼から練習。昼食を早く終えた子から準備してランチタイムバッティングをしました。…。なんかおかしい。生徒のモチベーションがかなり低いのです。休憩をとり、生徒を集めて「このままならお互いにとって良くないから、このあとの練習をどうするか相談しなさい。このまま終わってもいいくらい。どうするんや」と投げかけます。相談。
すると、今日たまたま来てくれていた卒業生がメニューを考案し、そのあときっちり持ち直しました。理由は何かわかりませんが、いちいち生徒の不機嫌に付き合う筋合いなどないのです。いい加減にせえよ、と言いたいくらい。こんなムードで勝つとか負けるとかありません。課題設定をした練習がそのあとに展開され、今日の練習は終了しました。
卒業生は僕の意を汲んでくれているプラス、個々の技術の伸長を援助してくれます。実にありがたいことです。
練習後、技術指導に行き着くまでの姿勢の話を改めてミーティングで話しました。なかなか浸透しませんが、こういう地道な講話が大切です。
今日来てくれた卒業生は、僕が転勤して来てすぐの子と、そのつぎの世代。彼らはふたりとも、教職を目指しています。僕の指導は大会でどんどん勝ち進むような指導ではありませんが、僕の教え子のなかで「指導者になりたい」という子が少なからずいます。現に、教え子のなかで大阪市の先生になった子もいます。とても嬉しいことです。
前任校から数えて、僕の教え子に指導者を目指す子が毎年数人います。技術指導も大切ですが、とにかく続けたい、ひいては先生になって野球を教えたいと思ってもらえるのは幸せです。僕は大して大会で勝たせていませんが、僕の教え子の中から僕を遥かに超える実績を積む指導者がいてほしいものです。出藍の誉れ。弟子の方が優秀である、というのはあっても良い構図かなと思います。好きな野球を続けてほしい、ひとえにこの想いを持ちながら日々の指導にあたっています。

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