今日は昼から図書館へ。明石に通勤するようになって、電車の時間が長くなった。小説なら往復で1冊読めてしまう。久しぶりに読書の熱が加熱している。
借りてみて、ミステリー系が多いと気づく。警察ものと。純文学といわれるものも、とりあえず借りた。ただ、硬派な昔のものは今回はやめた。
図書館に行くと今日はお年寄りが多かった。窓口の人とやりとりしている会話が、とてもあたたかかった。
ドラゴンクエストのサントラを借りに来たおじいさん。すぎやまさんが亡くなったから、思い立って借りに来たそうで。ちょっと聞こえたから聞いてみると、オーケストラバージョンを探していて、それがあーで、こーでとレクチャーされている。「よくご存知ですねえ。とても勉強になりました。いま貸出中のようですので、ご予約でいいですか」きっとこういうやりとりに長けた方なのだろう。おじいさんもCDはなかったけど満足そうに帰っていった。
次におばあさん。探していた本をいっしょに探してくれたそうで「◯◯さんにもお礼言っててね」と告げて、狭い歩幅をせっせと歩みながら帰路につかれた。
久しぶりの図書館。一人がけのソファに座ると坂道と行き交う車が窓から見える。帰って仕事しようと思っていたけど、今日はここで借りる本をちょっと読んでおもしろそうなものを選んでみようという気になった。図書館に行くと、時間がゆっくり進む。帰ってきても同じ。今日は今日でこんな時間だった。
夕方になり、教え子からもらった手紙の返事を書いた。久しぶりに万年筆を使うとやたら手が汚れた。いつも班ノートは万年筆、青インクだったので、そうした。夕飯の餃子を包むとまた手が汚れた。図書館のおかげで今日は仕事から解放された。たまにはいいかな。
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